ボーカルの中田潤を中心に80年代中期に活動。85年に4曲入りEP「死者」(写真上)を出す。92年にCDとして再発された。どこなくもの悲しい旋律と、痙攣し続けるギター。この中の「アメリカ」という曲は、この時代の名曲のひとつだと思う。静かな反逆というのもまた、60年〜70年代から連綿として続いてきたカウンターカルチャーの形だ。

ちなみに、ILL BONEの読みは「イルボーン」だが、「イルボン」という読み方もできそうだ。「イルボン」は、韓国語で「日本」の意味。