▲写真は1980年代に佐内順一郎とガセネタの山崎春美が責任編集だったサブカル雑誌「HEAVEN」。前身は自販機本「Jam」。



[プロフィール]

山咲春美がタコを結成する以前に主宰していたバンド。
というより、山崎春美の個人ユニット名のひとつ。

まだ「宝島」がサブカル雑誌だった頃に、ガセネタの活動がよく告知されていた。 圧巻は何年のことだか正確には思い出せないが、宝島誌上で、「山崎春美・自殺ギグでの血に染まったTシャツプレゼント」である。 つまり、山崎春美がステージで自分の体を切り裂いた際の血に染まったTシャツを読者プレゼントしたのだ。
当時、高校生だった私にはその刺激的なフレーズに惹かれまくったものである。

その後、山崎春美は自主制作レコードの金字塔「タコ」をリリースし、名実共にアンダーグラウンド・シーンの頂点に立つイメージ的存在となるが、 最近はその活動を聞くことはない。

いろいろな問題や歴史認識の相違等はあるとは思うが、日本のアンダーグラウンド音楽シーンにコマーシャリズムの発想を導入し、 雑誌などを使って(宝島、JAM、HEAVEN)その存在を広く告知することに成功した山崎春美の功績自体は賞賛されてもいいと思う。アンダーグラウンドであろうと、告知しなければ誰も知り得ない。つまり、どんなにいい作品を作る人たちでも知られなければ、それは埋もれて終わってしまう。このあたりは理想論ではなく現実の話だ。メジャーはそれを巧妙にオブラートで包んで行っているだけの話。




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