ゼルダ


インディーズバンドというのには語弊があるが、ファーストアルバムのプロデューサーがリザードのモモヨだったというあたりに、その所以がある。モモヨのバックアップで東京ロッカーズのアイドル的な存在となり、また、インディーズ界の寵児ともなった後は、音楽性を次々と変貌させて、ポップからファンク、ブラックミュージックまで多彩にこなしていた。

現在、Voのサヨコは、元じゃがたらのOTTOら3人でバンドを結成しているようだ。音の内容はわからないが、子供たちの自然育児などをテーマとしたような活動を行っている模様。チホは伝え聞くところでは、沖縄に根ざした感じの音楽での活動を続けているようだ。
関係ないが、チホはゼルダが北海道に来た時、すなわち23年前にすでにお子さんがいたはずなので、かなり大きな子供がいるということになりそうだ。



[個人的思い出]

デビューアルバムを出した時に、ゼルダはモモヨを同伴しての全国ツアーをしていたのだが、私はまだ東京に出ておらず、北海道の高校生だった。その時に比較 的近くの美唄という町にモモヨが来るというので(当時はゼルダは無名だった)、見に行ったが、そこはライブハウスでさえない喫茶店だった。そんなところで ライブをやっていたのだ。

あの時の喫茶店での客の乱痴気騒ぎ(客は若い男の高校生で、無名のバンドが若い女性ばかりというあたりで推察していただきたい)を思い出すと、人生いろいろだと思う。ゼルダはその後、メジャー街道を突き進んだ。



▼1983年にテレビ出演した際のZELDA


カルナヴァル

カルナヴァル